インプラントとは

インプラントとは体内に埋め込まれる器具の総称をいいますが、歯科でいうインプラントとは、何らかの理由で歯が失われた顎の骨に、身体に馴染みやすい材料で作られた人工の根っこを埋め込み、そこにセラミックなどの材料を使用して作られた、天然の歯に似せた色と形の人工の歯が取り付けられたものをいいます。
従来の治療法とインプラント治療
インプラント治療が台頭してくる以前には、虫歯や歯周病、外傷などによって歯が根っこを含めて失われてしまった場合には、失われた歯の両隣の歯を削って作った土台に被せる被せものをつなぐことでお互いを橋渡しするようにするブリッジ、もしくは取り外しのきく入れ歯のどちらかで元々の歯の代わりとなるように治療をしていました。
ブリッジは材料にこだわらなければ保険での治療が可能なことが多く、比較的安価に治療が可能なのですが、土台となる歯が健全な歯であっても、ある程度の量を削って被せものをする必要があることや、ブリッジにした後の清掃が大変という欠点があります。
入れ歯も材料にこだわらなければ保険での治療が可能なのですが、歯を失って長かったり、病気などで体重が大きく減少して顎の骨までも痩せてしまった方などでは、安定感のある入れ歯をお作りすることが難しい場合があります。
そのような患者様方が、ご自分の元々の歯のように快適にお使いいただける歯を、再び手に入れることのできる治療法がインプラント治療なのです。
当院のインプラント治療の3つの特徴
CT撮影にて立体的に診断

当院ではインプラント治療に際してはCT撮影を行い、立体的なデータをもとに診断を行います。
CT撮影をすることで、通常のレントゲン撮影の平面的な画像では得られない顎の骨の幅や深さの情報が得られ、インプラント治療がより安全で確実なものになります。
当院導入のCT機材について
当院のCT機材には、日本の主要な歯科機材メーカーであるモリタのベラビューX800を導入しています。ベラビューX800はモリタのCT機材の中で上位機種のもので、CT、パノラマの撮影機能とを兼ね備えた歯科用3次元X線診断装置です。
CT撮影により高解像度の立体的な3D画像が得られることで、より正確で安全なインプラント治療が可能となるわけですが、通常の歯科治療においてもこのCT機材が活躍しております。
CT撮影により、親知らずの近くの注意が必要な神経や血管の位置の確認、根っこの治療の際の複雑な歯根の形態の把握などを3D画像で捉えることができますので、良質で安心安全な歯科医療をご提供することにおいては大きなアドバンテージになっていると考えます。
有名メーカーのインプラントを使用

全ての歯科材料に言えることですが、体の中に使用するものなので、安心できるメーカーのものを選びたいものです。
そんな思いから当院では、ノーベルバイオケア社製をはじめとする、有名メーカーのインプラントを使用しています。
ノーベルバイオケア社のインプラント
特にノーベルバイオケア社は、インプラント治療では最も長い歴史と高いシェアのある、インプラントメーカーのパイオニアであり牽引役です。
スウェーデンのイェテボリに本社があり、日本を含めた世界中の多くの歯科医院に支持されているメーカーです。高いシェアに基づく多くの臨床実績があり、臨床に携わる歯科医師らからの声を聞いての改良が常に試みられています。
滅菌・感染防止の徹底

当院では滅菌と院内感染の防止を徹底しており、当院にてインプラントのオペで使用する器具類は全て、滅菌されたものか使い捨てのものを使用しております。